第5回WBCで名誉の負傷(右手小指骨折)を負った西武・源田壮亮内野手(30)の一軍復帰が秒読み段階に入っている。

 源田は19日のイースタン・リーグ楽天戦で、3月22日のWBC決勝アメリカ戦(マイアミ)以来の実戦復帰を果たし、2打数2安打。20日の同戦でも2打席に立ち守備も無難にこなすなど、一軍復帰へ順調なステップを踏んでいる。

 松井監督も「リカバリー的にも問題ないということで、あとはイニングが増えていった中で、体の張りがどうか。ずっと動けているので、段階を踏んでいくんじゃないかなと思います」とコメント。一軍復帰へ順調に前進する主将の現状に、言葉を選んだ。

 今後は現在帯同している仙台遠征に出場しながら、順調に進めば来週末、本拠地ベルーナドームでのオリックス戦(26日~28日)あたりが昇格のメドとなりそうだ。

 一方で、源田の昇格で役割が替わってきそうなのが、ここまで出場35試合で源田不在の穴を埋めてきたドラフト6位ルーキー・児玉亮涼内野手(24)だ。

 持ち味である守備では新人の平均をはるかに超える堅実性でチームに安定感を与えてきたが、侍ジャパンの正遊撃手・源田が復帰となればバックアップに回るのは仕方のないところ。

 身長166センチというスケールの問題、直近8試合では18打数2安打(打率6分3厘=通算2割3分3厘)とバットも湿りがちで外野という選択肢もなく、源田、外崎というゴールデングラブ二遊間の控えと代走が現実的な落としどころとなっている。

 戻って来る源田の状況、相手関係、二遊間のどちらかに休養を与える場合のスタメン出場はありそうだが…。いい投手は何人いても邪魔になることはないが、同一ポジションに同じ特徴の野手が重なる場合のジレンマが今の西武の悩みどころだ。