新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック最終公式戦(23日、大阪)で、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(33)がティタンに3敗目を喫し、準決勝(26日、代々木)進出を逃した。まさかのブロック敗退で4連覇の夢が消滅。王者として今後の防衛ロードで汚名返上を誓うヒロムは、今リーグ戦を無念の負傷離脱となった石森太二(40)との決着戦も義務づけた。

 勝者の2位通過が決まる状況で迎えた「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」同門対決。ティタンにTIME BOMB Ⅱを阻止されたヒロムは、ダイビングフットスタンプで劣勢に。最後はジャベ・インモルタル(変型鎌固め)で無念のギブアップ負けを喫し「悔しい、悲しい、つらい、苦しい、ショックだ。何もかもショックだ」とうなだれた。

 昨年は史上初の大会3連覇を達成。IWGPジュニア王者として迎えた今大会でも優勝候補大本命と目されていたが、まさかのブロック敗退で4連覇の夢を断たれた。
 それでも「高橋ヒロムが元気でいないと、笑顔でいないと、みんな元気になれねえだろ。だから俺は前を向くぜ」と気丈に振る舞った。

 王者として、優勝者から挑戦を要求されれば逃げるわけにはいかない。また、公式戦で敗れた相手への雪辱もテーマとなることから今後の防衛ロードに注目が集まるが、21日後楽園大会での公式戦で不完全燃焼のレフェリーストップ勝ちとなった石森との再戦も自らに義務づける。

 検査の結果、石森は頸椎負傷と診断され、復帰時期は未定だ。ヒロムは「言い方が難しいんですけど、心にくるものはありました。2018年の決勝のカードですよ。(ファンの)期待にも応えられない情けなさだったり…いろんな面でつらいですよね。もっと真っ向からぶつかって、気持ちよく勝ちたかったというのはありますから」と沈痛な表情を浮かべた。

 1月4日東京ドーム大会の4WAY戦を制してベルトを奪取したが、前王者の石森から直接勝利したわけではなかった。そのため今もベルトを腰に巻いていないヒロムは、公式戦で石森に勝って胸を張って王者を名乗ろうと心に秘めていた。

 しかし、待っていたのは非情な結末。「またどこかでこの続きをやりたい。それはやっぱり後楽園なんじゃないかなと思ってます。自分がこの先、防衛戦をやっていく上で負けるわけにはいかない理由がさらに一つ増えたなと。石森さんという男を倒して、ちゃんとこのベルトを巻きたいなという思いもさらに強くなりました」。王者として石森の復活を待つつもりだ。

 偉業達成は逃したが、王者に休息はない。さまざまな思いを背負ってヒロムは戦い、そして勝ち続ける。