第40回東京スポーツ新聞社制定「2013年度プロレス大賞」授賞式が9日、東京・八重洲富士屋ホテルで盛大に行われた。その席で、最優秀選手賞(MVP)に輝いたオカダ・カズチカ(26=新日本プロレス)と特別功労賞を受賞した小橋建太(46)の新旧トップ対談が実現。オカダは現役時代の小橋の名物「特訓シリーズ」の後継者に指名された。

 壇上のスピーチでオカダは「今の気持ちは…普通です。今年も来年も再来年も(MVPを)取っていきますんで、本当に東京スポーツさんには殿堂入りというものを考えてもらいたいと思います」と不敵発言。天龍源一郎以来25年ぶりとなる連続MVPの快挙を勝ち誇った。

 さらにバックステージでは、昨年5月に引退した小橋との新旧トップ対談が実現。小橋から“後継者”の指名を受けた。

 小橋:MVPおめでとう。オカダ君と試合したのは2009年(5月、ノア日本武道館大会の小橋、伊藤旭彦組VS天山広吉、オカダ組)。今は全然違うよね。(1・4)ドームでも見たけど、体から自信があふれてた。責任のある試合を重ねてるからだろうね。

 オカダ:試合した時は僕も若手だったんで。「目立たないといけない」って思って、逆水平(チョップ)を自分から仕掛けてやろうって思ってたのをすごく覚えてますね。

 小橋:オカダ君はこれからもっと伸びるよ。伸びしろがある。レインメーカー(短距離式首折り弾)も、高い身長から引き付けて打つのはよく考えたなと。そこに遠心力が加わってるもんね。

 オカダ:小橋さんも復帰した時はぜひ使ってください。何ならプライベートでも。

 小橋:引退した人間がやったら暴行事件だよ(笑い)。でもジャンプ力もあるし、身体能力があるよね。レベルが違う? そういうレベル、素質は感じる。そういえばオカダ君、結婚はしないの?

 オカダ:僕、菅林(直樹新日プロ会長)さんからまだ結婚しちゃダメだって言われるんです。そういう契約条項があるんで。今年の更改でもそう言われました。

 小橋:そんな契約あるの? でも晩婚の俺に言わせると、いいんじゃないの? プロレスに集中するという意味でいいと思う。イメージとは違うけど、プロレス道を突き進んでほしいと俺も思うし。

 オカダ:長年プロレス界を引っ張ってこられた方が引退されて、しかも俺に勝ちっ放しで…。だから僕は小橋さんが活躍した以上に活躍したいなと思ってます。

 小橋:(急に負けず嫌いの顔で)…もう1回言って、俺の目を見て。​

 オカダ:いや、僕は小橋さん並みに活躍したいなと思ってます(とトーンダウン)。

 小橋:(笑い)。でも気持ちを受け継いでくれる人はいてほしい。オカダ君にもその一人になってほしいし。あとは東スポの悪の誘いに乗らないように…。あ、そうだオカダ君、特訓どう 

 オカダ:そんなのあったんですか? いつごろですか?

 小橋:…俺の目を見て言ってくれないか?

 オカダ:(小橋の殺気に慌てた記者から特訓シリーズ=2002年11月のゲーセン特訓=の説明を受け)じゃあ最初にやった時、僕中学生です。すみません、まだ東スポ読んでませんでした。え、そんな乳首切断危機とかあったんですか?…やりましょう。僕で大丈夫ですか?

 小橋:本当に? 初めてだよ、そう言ってくれた人は(苦笑)。あれは恥ずかしさにも打ち勝つというのが大事。オカダ君はオカダ君なりの特訓というものを確立させてほしい。条件は上半身裸、どこであろうがやる、その記事で1面か裏1面を飾る、かな。

 オカダ:確かに恥ずかしいことって、なかなかない。やりますか。

 小橋:今の時代で2年連続MVPってなかなかできない。すごく頭も柔軟だしね。オカダ君にはこのまま突き進んでいってほしいと思うよね。

 オカダ:今年はベストバウトを取れなかったんで。小橋さんが3年連続受賞したことがあるので、それも僕がしっかり塗り替えようかなと思いますね。

 小橋:…俺の目を見て言ってくれないか?