DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT 2023」は、クリス・ブルックス(32)の初優勝で幕を閉じた。
21日の後楽園ホール大会で準決勝&決勝が行われ、ベテランの秋山準を破ったクリスは決勝に進出。相手は準決勝で上野勇希に勝利した前KO―D無差別級王者の樋口和貞(34)だ。
序盤から激しい肉弾戦が展開され、場外戦でクリスは南側客席との間に設置された鉄の扉を使って殴打。だが、ビクともしない樋口に突っ張りで応戦され、その後は苦しい展開が待っていた。
強烈な頭突きとチョップで、クリスの胸元はどす黒く変色。それでも3カウントだけは許さない。静かにチャンスをうかがった23分過ぎ、四股を踏んだ樋口が突進してきた瞬間を見逃さなかった。
スピーディーな動きでからみついたクリスは、オクトパスストレッチで捕獲。ここからグラウンドに移行し、執念のギブアップを奪った。
2019年6月からDDTに参戦し、コロナ禍でも日本に残り続けた。「僕にとっての家族はDDTだから。ベストなチョイスだったと思っている」と振り返る。
だからこそ、団体最高峰王座取りへの思いは誰よりも強い。これで7月23日の東京・両国国技館大会で無差別級王者・火野裕士への挑戦が決定的となったクリスは「次、無差別級を取ります。火野さんは強い。でも、KING OF DDTは全部勝ったから、誰とでもできる!」。悲願の無差別級王座初戴冠へ一直線だ。












