二軍打線が〝山賊化〟だ。西武は16日、イースタン・リーグのヤクルト戦(カーミニーク)で、0―7出迎えた9回に一挙10点を挙げ、大逆転でサヨナラ勝ちした。

 試合は西武投手陣が終盤までに、ヤクルト打線に12安打を許すワンサイドゲームだった。しかし、7点差を追う9回裏、ヤクルト2番手・大下から西武は先頭・渡部健人内野手(24)が5号ソロで反撃のノロシを上げる。

 さらに走者をため、岸潤一郎外野手(26)が5号3ランを放って4―7と追撃。チャンスは続き、3番手・久保から西川愛也外野手(23)、川越誠司外野手(29)の適時打でついに同点に追いついた。

 完全に流れをつかんだ打線はさらに一死一、二塁とし、最後にマーク・ペイトン外野手(31)が右翼へ1号サヨナラ3ラン。0―7だったスコアを一気にひっくり返すミラクル勝利を収めた。

 西武では打線が猛威を奮っていた2018年4月18日の日本ハム戦(メットライフ)で7回までの8点差を8回、9回の2イニングで9―8とひっくり返した大逆転劇があったが、この時は8回に打者10人で7得点を奪った。

 ファームとはいえ、最終9回に打者11人が計10安打とつながり10得点を挙げた様は、在りし日の〝山賊〟を彷彿とさせる西武劇だった。