苦しみながらも3勝目をもぎとった。オリックスは13日のソフトバンク戦(京セラドーム)に8―3で快勝した。エースの山本由伸投手(24)がリズムをつかめず、6回を5安打3失点、4四死球で降板。変化球の制球に苦しんで111球を投じたが、エースの意地で勝利をたぐり寄せた。

 3点の援護点をもらった直後の3回、連打と四球で二死満塁のピンチを招くと、柳田に押し出し四球を与え、栗原にフォークを中前に運ばれて同点。まさかの3四死球と乱れた。それでも流れは渡さない。5回に頓宮の左前適時打で勝ち越すと、山本は走者を背負いながらも追加点を与えず、粘りの投球でリリーフ陣にマウンドを譲った。

 ベンチで吹き出す汗を拭った右腕は「先制した直後のイニングでしたし、同点に追いつかれたことを反省しなければいけません。4回以降、なんとか立て直して先発として最低限の仕事はできたと思いますが、もっといい投球ができるようにしていかないといけない」と反省の弁を並べた。

 ケガで主砲の森と杉本を欠きながらも打線はこの日も16安打と気を吐き、苦しむエースを助けた。8回には今季初出場の18年目のベテランのT―岡田が代打で登場し、ダメ押しの2点適時打を放った。「こういう時こそ1人ひとりが頑張っていきたい。森さんとラオウさんが帰って来た時にチームが首位にいれるようにしたい」と話していた山本。首位の座は渡さない。