中心選手の離脱で団体はどうなるのか。東京女子プロレスの〝魔法少女〟こと坂崎ユカが年内での卒業を発表し、大きな波紋を呼んでいる。

 東京女子と自身の10周年興行となる12月1日後楽園ホール大会を最後に団体を離れ、2024年からは海外に拠点を移す。19年5月の旗揚げ戦から定期参戦する米AEWを中心に活動することが濃厚だ。団体最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座を3度戴冠し、現在も瑞希とプリンセスタッグ王座を保持するトップ選手なだけに、その影響は計り知れない。

 東京女子の甲田哲也代表は「東京女子は選手が20年、30年続けるより、突っ走って卒業して次のステージに進み、若い選手が出てくるのが理想かなと思う」と理解を示しつつ、「荒井優希、渡辺未詩、鈴芽という次の世代が育ってきている最中でもありますので。ピンチはチャンスと思って頑張ってもらいたい」と3選手に期待をかけた。

 3人の中でシングル王座戴冠歴があるのは渡辺だけ。デビュー3年目に突入した荒井はシングルの勲章取りを目標に掲げており、甲田代表も「夏にトーナメント(7月15日両国大会で開幕の東京プリンセスカップ)もあるので。そういうところで結果を残したら、チャンスはドンドン出てくると思う」。〝ポスト坂崎〟をめぐる争いがスタートする。