カリフォルニア大学の研究チームは2029年までに宇宙人と地球人が通信できると確信しているという。英紙エクスプレスが27日、「科学者たちは6年以内に地球外生命体が地球と接触する可能性があると考えている」と伝えた。
ボイジャー1号とボイジャー2号は1977年に打ち上げられ、現在は星間空間(銀河内の恒星と恒星の間に広がる空間)を移動中。1号は2012年に太陽系を脱出し、地球から最も遠い距離に到達した探査機となっている。2号は18年に太陽系を脱出。それぞれディープスペースネットワークを通じてNASAと通信を続けている。
72年に打ち上げられたパイオニア10号は2003年に通信途絶し、73年に打ち上げられたパイオニア11号は95年に通信途絶したが、それぞれ太陽系を離れて星間空間に惰走していると推定。ともに地球外知的生命へのメッセージとして、人類などを描いた金属板が取り付けられている。
カリフォルニア大学の研究チームは、地球からこれらの探査機に向けて発した信号を傍受できる可能性がある星を計算した。NASAが発した信号が探査機を超えたり、探査機に反射して、どこかの星に到達するかもしれないからだ。
すると、NASAが2002年、パイオニア10号に対して、通信が確立されているかを確認するために発信した信号が、27光年離れた白色矮星(恒星の残骸)に到達したと分かった。もしその周囲に宇宙人がいて、信号をキャッチし、すぐに地球に返信してくれれば、29年に地球に到達するという。この結果は、天文の学会誌に掲載された。
また、NASAが80年と83年にボイジャー2号に送信した信号が、07年に2つの恒星に到達したという。この二つの星の周囲の惑星に宇宙人が存在し、返信してくれれば、30年代初頭に地球に届く可能性があるという。
一方、ロサンゼルスの電波天文学者ジャン=リュック・マーゴットは懐疑的で、「私たちのちっぽけな信号では、地球外生命体が人類を感知することはまずありません。天の川銀河に何百万もの文明がない限り、この小さな信号に別の文明が気づく確率は非常に小さいです」と指摘した。
地球が属する太陽系を含む「天の川銀河(銀河系)」には2000億個の恒星があるとされる。さらに宇宙には「天の川銀河」以外にも「アンドロメダ銀河」「車輪銀河」「おたまじゃくし銀河」「葉巻銀河」など、2兆個もの銀河があると推定されている。地球に人類という知的生命体があるからには、宇宙には他にも知的生命体が存在しない方が不自然だ。しかし、遠すぎてお互いの意思疎通は難しいかもしれない。












