〝炎の飛龍〟ことドラディションの藤波辰爾(69)が、新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)にIWGP2階級同時制覇の夢を託した。
団体設立15周年を記念したツアーの初戦(5月30日、東京・後楽園ホール)で船木誠勝、新崎人生と組み、越中詩郎、ヒロム、AKIRA組と対戦する。かねてヒロムから対戦要求されてきた藤波は「最初はリップサービスだと思ったんだけど、僕もまんざらじゃなかった。そして僕が最初に(アントニオ)猪木さんと試合をしたいと思い始めたころを思い出した」とにこやかに語った。
藤波は1978年に日本人初のWWWF(現WWE)ジュニアヘビー級王座を戴冠し、ヘビー級転向まで通算52回の防衛に成功。日本のジュニアヘビー級の第一人者だ。昨年10月に亡くなったアントニオ猪木さんの一番弟子でもあり、ジュニア時代から猪木さんは憧れの存在だった。
「雲の上の人だった猪木さんに、自分も成長して対戦を要求できた時は喜びを感じた。僕が現役であるからには、彼(ヒロム)にとっての目標が僕と戦うことならその夢をかなえてあげたいと思った」と、要求を受諾した理由を語った。
ヒロムは27日広島大会で金丸義信とのジュニア王座V4戦、5月3日福岡大会でIWGP世界ヘビー級王者・SANADAへの挑戦が決定した。藤波はジュニアのみならずIWGPヘビー級王者に6度輝いているが、ジュニアとの同時戴冠はない。
「もちろんヘビーのベルトを取ってきてほしい。自分がジュニアでどこまでいけるかっていう幅を広げてほしい」と2階級同時制覇の偉業を期待。「僕も彼の勢いを吸収していきたい」と自身に還元するつもりだ。












