新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が、2階級制覇への思いを明かした。5月3日福岡大会でIWGP世界ヘビー級王者SANADA(35)への挑戦と、4月27日広島大会で金丸義信(46)とのジュニア王座V4戦が同時決定。このタイミングでSANADAに挑戦を表明した真意、その後に見据える内藤哲也(40)との師弟対決にこだわる理由とは――。
ヒロムは8日両国大会で、オカダ・カズチカを撃破して新王者となったSANADAに挑戦を表明。「『NEW JAPAN CUP』覇者と王者が戦った後は、ヘビー級の挑戦者が現れづらいじゃないですか。SANADAさんだからとかではなく、ジュニアヘビー級としてヘビー級のベルトを取るのが夢だというのはずっと言ってきましたから」と、意外と緻密に練られていた計画を明かす。
SANADAから提示された条件により、福岡決戦前には金丸とのジュニア王座戦が組まれた。これは昨年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦で喫した完敗のリベンジを狙っていたヒロムには、渡りに船の展開だ。仮にここで敗れると、ヘビー級王座の挑戦資格を失いかねない状況だが「万が一、さらにスーパー万が一負けてもカードは発表されてるので、そこは金丸さんに譲るつもりはないです。俺のためにチケットを買ってくれた人に申し訳ないですから。逆にここを越えたら、勢いに乗ってるヒロムがさらに乗るのかなと」と力強く言い切った。
SANADAは「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」を脱退し、最高峰王座奪取という結果を残した。「それは素直にカッコイイと思いますし、どこかでSANADAさんを待っていた部分はあります。Just 5 GuysのSANADAさんを味わいたい」と腕をぶすヒロムだが、脱退理由として「LIJにいては内藤を超えられないから」という趣旨の発言を残したことには反発。
「すごく悪い言い方をしてしまえば、内藤さんという存在から逃げたみたいですよね。LIJの中から超えた方が面白いし、カッコイイじゃないですか」と主張し、IWGP世界王座奪取後に自身の大きな目標の一つである内藤との師弟対決を見据えた。
ヒロムと内藤のシングル戦は2020年3月の大田区大会で一度は決定しながら、コロナ禍による大会中止で消滅。以降はシチュエーションが整わずに実現にいたってない。
「俺が指名するのではなく、挑戦してきてほしいですよ。場所や同じ条件にこだわってたら一生できないのかなと。お互い頑固ですし。もうコロナも終わったと思うので、終わりを始められるのは、自分と内藤さんなんじゃないかなと思いますね」
夢をかなえるため、止まってしまった時計を再び動かすため、ヒロムが史上初の〝2階級同時制覇〟へ挑む。












