巨人・大久保博元打撃チーフコーチ(56)が15日の中日戦(バンテリン)後、この日「8番・二塁」で先発出場し、4打数2安打1打点の活躍で最下位脱出に大きく貢献した中山礼都内野手(21)の変化を明かした。
地元・名古屋で成長した姿を見せつけた。両チーム無得点の2回無死満塁。この日最初の打席を迎え、中京大中京高野球部の同級生でもある侍右腕・高橋が投じた156キロ直球をうまくはじき返し中堅方向へ。好投手相手に値千金の先制打を放ち、チームに流れを持ち込んだ。
その後も勢いはやまず、1点リードと僅差の9回には先頭打者として右前打を放ち出塁。後続も続いて3点を追加するなど、リード拡大のきかっけを作る一打となった。
今季で2年目を迎えるフレッシュな戦力。軽快な内野守備にはもともと定評があったが、打撃力も日に日に成長した姿を見せている。一体何が変わったのか。大久保コーチはこう明かす。
「強くなったっす、スイングが。まあ強いですよ。飛ばす距離は外国人、岡本和だったら大げさですけど、丸より飛ばしますよ。将来楽しみですよ。練習しますよ、まず。びっくりすぐらい。こっちが止めないといけないくらい練習しますから。ウエートも試合ギリギリになってもやるし。あの子は伸びますよ。だから、まぐれで打ってないです。打てると思って使っているんですから。戦力だから。監督ももう認めてもらっているからスタメンで出ているんですけど、これからも期待します」
小柄にも見える若武者だが、身長は182センチ。隠し持ったパワーは既に丸に匹敵するほどだというから驚きだ。センスはもちろんのこと、内面に潜むアグレッシブさも長所だと同コーチは語る。
「タイミングを合わせるのはあまり上手な子じゃないんですけど、それでも2、3球目に合わせてくる。一軍で普通にレギュラーをとって成績を出せる選手です。あれはオフに何か頑張ってきたんでしょう。去年はもう2、3年かかるなと思って。二軍のコーチだったり、自分のやっていた練習が相当うまくあいつを変えたなと感じました」
ハングリー精神で急成長を見せ、首脳陣を驚かせた中山。苦しいチーム状況の中で、ひときわ強い存在感を放っている。












