投手王国再建を目指す西武の先発4右腕がここまで強力なスタッツを叩き出している。

 13日のロッテ戦(大宮)で7年目・今井達也投手(24)が8回一死まで無安打無失点投球を続ける2安打11奪三振の完封勝利で今季2勝目を挙げた。

 パ・リーグワースト2位の10四死球(うち3死球)を与えながら2試合16イニングで無失点投球を続けている今井は、同じく開幕2連勝で防御率0・00のソフトバンク・藤井皓哉投手(26)の12回2/3をイニング数で3回1/3上回っている。

 そして、これを9年目・高橋光成投手(26)が勝ち星は1勝ながら16回をわずか1自責点、防御率0・56(リーグ3位)で追走し、今季から先発に転向した平良海馬投手(23)も1勝、13回3自責点、防御率2・08(同8位)と続いている。

 3投手に共通するのは150キロ台中盤前後のストレートを持ち、決め球となる変化球が多彩で、欲しい時に狙って三振が奪える力があること。

 ここまで、まだ登板2試合を終えたばかりだが、今井の19奪三振(リーグ1位)、高橋光の18奪三振(同2位)、平良の17奪三振(同3位タイ)はいずれも投球イニングを上回り上位を西武勢が独占している。

 これに今日14日の日本ハム戦(エスコン)で2度目の先発マウンドに立つ5年目・松本航投手(25=1勝、6回無失点、防御率0・00)がどう続けるか。

 この4枚の先発右腕だけで、ここまで7試合(計51回)で5勝、4自責点、防御率0・71、58奪三振、被打率1割2分2厘と抜群の数字が光る。この先発ローテーションのグレードアップにより近年、渡辺GMが目指してきた「投手王国再建」への期待がいよいよ高まっている。

 平良の抜けたブルペンの穴を「週4度のハイクオリティー・スタート(7回以上を2自責点以内)」で補っていければ、松井稼頭央監督(47)が目指す「投手力を中心に1点差を勝ち切る野球」はより高いレベルで機能していくことになる。