新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの3団体が12日、合同興行「ALL TOGETHER」を6月9日両国国技館で開催することを発表した。

「ALL TOGETHER」は2011年8月27日に東日本大震災復興支援チャリティープロレスとして東京スポーツ新聞社主催で実現。3団体のオールスター戦は、日本武道館に1万7000人超満員札止め(主催者発表)を動員し、チケット、PPV、グッズ売り上げから諸経費を引いた総額約5800万円が日本赤十字社に寄付された。さらに翌年2月には3団体主催で被災地の仙台サンプラザで第2回大会が行われた。

 12日の会見で新日本の菅林直樹会長は、20年からのコロナ禍でプロレス界も大きな影響を受けたことを説明し、「混沌からのリスタートという意味を込めて、3団体で2012年2月以来となるALL TOGETHERを開催することになりました」と経緯を説明。

 また昨年10月に死去した新日本創設者・アントニオ猪木さんの追悼の意も込め、「元気があればなんでもできる」が大会の副題となることも発表された。