【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#511】UMAの代表格と言えば、ネス湖の「ネッシー」のため、湖や河川で未知の大型生物が出現した際は「ここにもネッシー(のような生物)が出た!」と騒動になりやすい。例えば、日本では昭和の頃にネッシーの話題が日本に上陸した後、「イッシー」や「クッシー」などの湖に住むUMAの話題が続出した。最近では兵庫県の加古川に出現した「ムッシー」が該当するだろう。

 そして先日、メキシコで非常に興味深いネッシー騒動が巻き起こった。3月19日、メキシコのアティサパン・デ・サラゴサ市役所の公式ウェブサイトが奇妙な画像を公開した。この画像は同地域のマディン・ダムで撮影されたもので、非常に大きな生物の背中らしきものが水面に現れ、その周囲に大きな輪が生じている様子がとらえられている。

 地元メディアの報道によると、市役所は同市のマディン・ダム周辺に住む住民から「水底に大きな生物の影が見える」という報告を複数件受けつけた。サイトに掲載されたのは住民の一人が謎の生物を捉えることに成功した画像だったのだ。

 市は人々が目撃した生物が伝説に登場する怪物である可能性については示唆する程度にとどめたものの、市民の要望を受けて地元警察に「謎の生物の正体を解明するために周辺をパトロールする」よう指示したことを明らかにした。

 いったい、この生物らしきものは何だったのか。画像を見た人たちからは、「まるでネッシーのようだ」という感想が寄せられており、中には「最近ネス湖に姿を見せないと思ったら、メキシコに行っていたのか」というコメントも寄せられていた。

 ちなみにこの地域では、ダムの底には「恐竜のような姿をした守り神」がいるという言い伝えが存在しているとか。その生物の見た目についてははっきりしたことは分かっていないが、「恐竜」と表現されることが多いそうだ。

 だとすると、今回撮影された生物も伝説の恐竜だったのだろうか? しかしネット上では、どちらかと言えば冷ややかな意見が多いようだ。謎の生物らしき影が映った画像についても全くのデマか、あるいは単にダム湖に住むワニなど既知の生物をとらえたものにすぎないという意見が多い。

 ともあれ、現状ではダム湖に住む奇妙な生物はまだ特定されておらず、当局もこの問題を真剣に受け止めている様子。果たして、ダム湖に謎の生物は生息しているのか? 今後が気になるところだ。