巨人・原辰徳監督(64)が29日、東京ドームで行われた全体練習中にイースタン・リーグ・ロッテ戦(ジャイアンツ球場)を〝遠隔チェック〟した。

 三塁ベンチで報道陣に応対しながら、グラウンドに鋭い視線を向けていた指揮官。そこへ球団スタッフから手渡されたタブレットには、同時刻に行われていた二軍戦の中継が映し出されていた。そして、場面は0―2の4回に1点を返してなおも無死満塁の場面。マウンドには昨季まで在籍したメルセデス、打席にはドラフト1位・浅野翔吾外野手(18=高松商)が立った。ここで浅野は4球目の低めのスライダーを中堅へ運び、犠飛で同点に追いついた。

 原監督は「うまく打ったよ。これで同点だ。(体は)小さいけど〝スーパーボール〟だから」と笑顔をはじけさせた。

 浅野は高卒1年目ということもあり、春季キャンプでは本人をあせらせないために最後まで二軍に組み込んだ。31日に開幕が迫る中、金の卵を今後はどう育てていくつもりなのか。「基本的にはファームで?」と質問を向けると、原監督は「いや、そんなことはないよ」と即答。「それはやっぱりファームの成績が、というところでしょうね。力があったら(一軍に)来てもらいたいですよ」とエールを送った。

 浅野は二軍戦の3試合で打率2割5分、0本塁打、1打点に1盗塁。一軍と拠点は別ながら、成長を見守っていく。