現役ドラフトで加入した巨人・オコエ瑠偉外野手(25)が29日、第2の野球人生へ決意を新たにした。

 ドン底からはい上がった。楽天に在籍していた昨季は故障の影響もあり、出場はわずか6試合。かつて甲子園を沸かせたスターの頭の中にはクビ、そして引退の文字が浮かんでいた。「去年、家族にも『辞める』と言っていた。(心が)完全に折れていた」。しかし、その後に大きな転機が待っていた。日本球界初の試みとなった現役ドラフトで巨人へ移籍。オコエは「やるからには上を目指してやっていきますし、家族とも野球ができているだけでありがたいという話はします」と感謝を口にした。

 一度は死んだ身。オコエは春季キャンプから走攻守でアピールを続け、オープン戦は打率3割1分の好成績を残し、文句なしで開幕一軍を勝ち取った。しかも「1番・左翼」での起用が確実で、原監督も「少々デッドボールを食らってもケガをしない。ファイターですよね。選球眼も含め、チャンスにも強い」と高く評価している。

 もちろん、開幕戦は通過点に過ぎない。「開幕(一軍)を最低限の目標として目指してきた。ここからが本番。どれだけ調子が良くても波を少なくすることが大事になってくる」(オコエ)。このままレギュラー奪取となるのか見ものだ。