新日本プロレスの「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者、SANADA(35)の新必殺技が「デッドフォール」と命名された。名付け親は人気バンド「Hi―STANDARD」「NAMBA69」の難波章浩だ。同郷の〝ヒーロー〟から熱いメッセージを預かり、王者オカダ・カズチカ(35)とのIWGP世界ヘビー級選手権(4月8日、東京・両国国技館)に臨む。

 SANADAはトーナメント期間中に一大転機を迎えた。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を電撃脱退し、「Just 5 Guys」に加入。NJC覇者としてオカダに挑戦する。

 NJCから見せた変化の一つに、新技の変型DDTが挙げられる。クラシカルな技を好み「頭から落とすだけがプロレスじゃない」と発言したこともあったSANADAが殻を破り、あえて相手を頭から突き刺す技を開発。1回戦の初公開から猛威を振るいトーナメント全5試合を同技で勝利したが、名前は決まっていなかった。

 この変型DDTに命を吹き込んだのが、新潟の同郷で親交の深い難波だ。決勝戦が行われた21日長岡大会の会場に観戦に訪れていた難波と、試合後のバックステージで対面したSANADAは「新技の名前をつけてもらえませんか?」と直訴。こうした経緯から「デッドフォール」と命名された。

なんと!難波(左)に新技の態勢を披露するSANADA
なんと!難波(左)に新技の態勢を披露するSANADA

 突然の命名依頼に驚いたという難波だったが、実際に技のかけ方を教わりながら考案。「意味は『上から丸太などが落ちてきて、大きな野獣を捕らえる落とし罠』。SANADAくんに技をかけてもらい、まさにそれだ!と思いました。デッドフォールにかかったら最後、その獣は一巻の終わりです」と説明する。

 さらに「デッドフォールで念願のIWGPのベルトを腰に巻いてくれるのを夢見ています! SANADAくん、これからもマジで応援しています!」と熱い応援コメントを寄せた。

「Hi―STANDARD」のライブに何度も足を運ぶなど、かねて難波の大ファンだったSANADAは「一番のヒーローに(名前を)決めてもらいたいなと。これでようやく技が完成したなって思えますね」と感激。「すごい人に名付けてもらって、気持ちが入りますね。重みを感じます。難波さんの期待に応えたいですし、この技でIWGP世界を取りたいと改めて思いました」と目を輝かせた。

 スランプを乗り越え、環境を変え、最高の武器を手に入れた。何度もあと一歩のところで届かなかった最高峰王座を、今度こそ手に入れる。