全日本プロレスの世界タッグ王座を奪取したノアの拳王(38)が、3冠ヘビー級王座を保持する新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)と〝暴走男〟諏訪魔(46)に鋭い舌鋒を向けた。

 21日の大田区大会で拳王は征矢学とのコンビで、青柳優馬&野村直矢の持つ世界タッグ王座に挑戦。2日前にGHCタッグ王座取りに失敗した2人だったが、征矢が野村をジャンピングDDTで沈め、王座を奪取した。

 試合後、拳王はV1戦をノアのリングで行うとし「今後? 全日本のリングに上がるつもりはない。防衛戦もずっとノアでする。ノアで防衛戦をしていれば〝豚小屋〟に行く必要がないからな」と、全日本の事務所をやゆした自らの発言を蒸し返した。

 さらに「ノアが潤えばそれでいいんだ。永田裕志なんて3冠を取っても『全日本を盛り上げる』とか言ってるだろ。そこじゃない。自分の団体に還元しないと意味がないんだ。俺はノアを潤すために外に行くんだよ」と流れ弾をミスターにぶっ放した。

 また、V1戦の相手に名乗りを上げた諏訪魔を「お前とは絶縁だ」と一蹴した理由を「あれだけお膳立てしていいエサを投げたのに、食いつかない。スターになれるチャンスをことごとく逃してきた嗅覚のなさを感じた」と説明した。

 拳王が19日のノア横浜大会に諏訪間幸平専務を招待して席まで用意したが、姿を現さなかったからだ。「ちょっと人望あるかと思ったけど、勘違いだった。うち(金剛)の近藤修司も諏訪魔のことは『バカだ』って言ってるぞ」と言いたい放題だ。

「もう、王道は全日本にはない。王道はノア…いや、サイバーファイトにあるんだ。ハッハッハ」厄介な男の手に渡ったベルトの行方は――。