湯浅に負けてはいられない。阪神・石井大智投手(25)が17日のヤクルト戦(神宮)の8回に4番手として登板し、1回を1安打無失点。先頭・古賀に左前打を許したが、その後は落ち着いて後続を打ち取り、8―0のシャットアウト勝ちに貢献した。
石井はここまでオープン戦6試合に登板し、計7イニングを無失点。被安打はわずかに2。与四死球は0と〝無双モード〟の投球を継続している。首脳陣からの信頼も日に日に増す一方。チームには湯浅、岩崎、浜地、K・ケラーら有力なリリーフ投手が数多くひしめくが、安藤投手コーチも「キャンプからいい状態がずっと続いているし、試合でも結果を出している。今、一番いい投手なんじゃないかな。当然シーズンでも勝ちパターン継投の候補として考えている」と期待を寄せている。
右打者対策として今オフにフォークを習得したことが見事に奏功し、三振も量産中。「(チームメートの)岩崎さんや(藤川)球児さんを参考にして」投球フォームを改善したことで直球の伸び、質も一層良化した。入団以来、これまで地道に試行錯誤を繰り返してきた点と点が「ようやく線としてつながってきた。配球のコンビネーションも増える」と右腕も手応えをにじませている。
県下屈指の難関校・秋田高専から独立球団を経て2020年のドラフト会議で阪神に8位入団。それだけに同じく独立球団出身で昨季、大ブレークを果たした湯浅京己投手(23)のWBCでの活躍は石井にとっても大きな刺激になっている。
「WBC? 見てますよ。湯浅すごいですよね。フォークなんかキャンキャンに落ちてる(笑い)。『自分も』なんて言うのはおこがましいですが、同じ独立出身の選手として自分もチームを盛り上げていきたい」と一層の切磋琢磨を誓っていた。












