【米フロリダ州ウエストパームビーチ発】メッツの千賀滉大投手(30)は16日(日本時間17日)に敵地でのナショナルズとのオープン戦に先発し、3回を投げ、3安打1失点、5三振で負け投手になった。打者12人に49球で、うちストライクは33球だった。チームは0―3で敗れた。
右手人差し指付け根の腱の炎症で11日(同12日)のオープン戦登板を回避したが、軽症だと説明していた。
初回は打ち取った打球のポテン二塁打と犠飛で1点を先制されるも、その後はテンポよくストライクを先行させ、ナショナルズ打線を圧倒。「指のこともあったので、どうなるかなという感じでマウンドに上がったが、普通に投げられたし、やるべきことは出来たかな。予想以上に出来た」と手応えを口にした。
前回の登板ではピッチクロックに惑わされたが、この日は別の問題に直面した。2回二死一塁、で1ボールから投球前に自動的に2ボール目を言い渡されたのだ。千賀はこの場面について「打者が構える前にセットに入ったらダメ、というルールが追加された。1個ボールを取られたけど、それは次にアジャストできたらと思う」と振り返った。
3回はストレートとカットボール、スライダーで打順が2回り目となった上位3人を連続で空振り三振に仕留めた。とりわけカッターに関しては「データを活用しながらボールの動きを見ていると、日本の時と握りも動きも全く違うボールになって、いいなあという印象がある」という。
伝家の宝刀であるお化けフォークは1球も投げなかった。その理由について「まっすぐとフォークだけにならないように幅が広がればいい」と説明。メジャーの公式球への対応で握りを変えているというスライダーやカットボール、カーブの精度を上げ、確かなものにするためだが、同時に同地区のライバル相手に封印した可能性もある。
開幕後はシャーザー、バーランダーに続く先発3番手として期待されている千賀。一日も早く適応したいところだ。











