WWEで悪のユニット「ザ・ジャッジメント・デイ(JD)」が、プロレスの祭典「レッスルマニア39」(4月1、2日、カリフォルニア州イングルウッド)へ向け怪しげにうごめいている。
フィン・ベイラー、リア・リプリー、ダミアン・プリースト、ドミニク・ミステリオの闇落ち軍「JD」はこの1年、WWEマットを荒らしまくってきた。祭典では、リアがスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーに挑戦する。今週のロウ(ロードアイランド州プロビデンス)では、他のメンバーも祭典出場へ動き出した。
2023年のWWE殿堂入りが決まったレイ・ミステリオの息子、ドミニクはJD入りしてから父に反逆してきた。今週のロウで父レイがリングに上がると、またも闇落ちした息子が現れ「アンタは家族を犠牲にして殿堂入りを勝ち取ったんだ」などと父を罵倒した。
続けて「LAで殿堂入りの週末を楽しんでもらうつもりだが…もうちょっと良くするために、レッスルマニアでアンタに挑もう」と言い、なんと父に対して祭典での一騎打ちを要求だ。観衆からは「イエス!」チャントが上がったが、父レイは「何度言ったらわかるんだ。俺は自分の息子と戦うつもりはない」と拒否。不肖の息子は「これが殿堂入りした男か? 逃げ出すのか?」などと父を挑発したが、レイは覆面の下で苦渋の表情を浮かべるだけだった。
一方、オープニングには、昨年7月にベイラーによってJDから追放されたエッジが登場。8か月にわたり闇落ち軍と抗争を続けてきた〝R指定の男〟は、決着をつけるためベイラーをリングに呼び出した。大ブーイングを浴びてJDのメンバーとともに現れたベイラーはエッジにレッスルマニアでの対決を要求していたが、エッジは「やってやるよ」と受けて立った。
さらには、ベイラーに天井付き金網マッチの「ヘル・イン・ア・セル」戦での遺恨決着を提案した。ベイラーは「俺は地獄に行ったが、地獄は俺のデーモン(悪魔)を処理できないから、俺を追い出したんだ」と謎めいたことを言いつつ「やってやろう」と受諾。これで「レッスルマニア39」でエッジVSベイラーの「ヘル・イン・ア・セル」戦が決定した。
果たしてレッスルマニアも、闇落ち軍によって席巻されるのか。