開幕ローテーション入りへ猛アピールだ。中日の福谷浩司投手(32)が12日のDeNAとのオープン戦(横浜)に先発し、5回3安打無失点と好投した。「投げてる感じは昨年、一昨年よりは全然いい。あとはそれを結果につなげたい。シーズンが始まっても一軍でまた投げさせてもらえるように日々アピールだと思っているので必死にやります」と意気込む。

 決して投球内容に満足はしていない。4回に先頭の京田に四球を与え、続く宮崎は捕邪飛、アンバギーは遊ゴロ併殺に仕留めた。しかし、「先頭の四球など反省点の多い試合だった。今、出た課題を1日1日克服したい」と気を引き締めている。

 開幕投手は小笠原に決定しており、開幕ローテは大野雄、柳、涌井が当確。WBC日本代表の高橋宏は体調次第も有力で、残りを松葉、鈴木、仲地らと争うことになりそうだ。

 11年目右腕は「開幕(投手)を任せてもらった一昨年よりはいい状態できているのは間違いない。ただ、ウチは他の投手がやっぱりいいので。この投手にどうやって勝っていくか。投げさせてもらってる場所で常にアピールすることしか考えてない。下克上を狙うぐらいのつもりでやってます」と決意を語った。