中日・柳裕也投手(28)が汚名返上の好投を見せた。11日、DeNAとのオープン戦(横浜)に先発し、5回を5安打1失点にまとめ、オープン戦5試合目にしてチームの初勝利に貢献した。

 前回2月25日のDeNA戦(北谷)で3回8安打6失点(自責5)と打ち込まれた竜のエース右腕がきっちりと雪辱を果たした。5回こそ3安打を集中されて1点を失ったが、新球シュートが冴えるなど計4奪三振と力投。「いい感覚で投げられた。最後の回はちょっとバタついたが、いろんなことを考えながらやれたので、最後の回も含めて納得しています」と手応えを口にする。

 中日はDeNAに対し、昨季6勝18敗1分けを大きく負け越し、ハマスタでも3勝8敗1分けと〝鬼門〟となっている。今季V奪回するためにはDeNAへの苦手意識の払拭が絶対条件。それだけに「もうとにかく結果を出すというプレッシャーを自分にかけて今日は臨んだ。チームとしても去年あれだけ負けている。オープン戦だが、みんな気持ちは表れていた」と振り返る。

 確実視されている開幕ローテーション入りも柳自身は危機感を強調。「ドラゴンズの投手はみんな良いし、決められたイスはないと思っている。自分の中では常に危機感というか、自分の立ち位置が決まっているとは全然思っていない。とにかくアピールして周りの投手に負けないように、そういう競争に勝っていけるように普段の練習から過ごしている」と決意をにじませている。

 一昨季は投手2冠を獲得しながら昨季9勝11敗、防御率3・64と不本意な成績に終わった今季の柳は、先発陣の柱となってフル回転してくれそうだ。