世界の「デスターシャ」だ。侍ジャパンの牧秀悟内野手(24=DeNA)が11日、第5回WBC3戦目のチェコ戦(東京ドーム)で大会トップタイの2号本塁打を放った。

 現時点のWBC本塁打ランキングでロビー・グレンディニング(オーストラリア)、張育成(台湾)梁義智(韓国)と並び、トップタイとなっている。

 8―2と大差がついた8回先頭。大谷翔平(エンゼルス)の代打で打席に立ち、カウント1―2から甘く高めに浮いた126キロのスライダーを振り抜き、左翼席へソロ本塁打を叩き込んだ。

 ダイヤモンドを一周し、ベンチ前に戻って来るとテレビカメラの前で「デスターシャ」の本塁打ポーズを決めた。この日は先発マウンドに立った佐々木朗希(ロッテ)も牧と一緒になって拳を握った腕を胸の前に構え、同じポージングを行った。

「デスターシャ」ポーズを決めるDeNA・牧(右)
「デスターシャ」ポーズを決めるDeNA・牧(右)

 初戦の中国戦(9日・東京ドーム)に続く、大会2本目の豪快アーチ。「いい感じにとらえることができた」と振り返り、その後は「このメンバーがいる中で、まさか(ホームランを)打てるとは思っていませんでしたが」と謙そんしながら続けた。

 MLBのスーパースター・大谷の打撃練習を連日間近で見ながら、自身の〝糧〟にしている。「一見すごく豪快な当たりですけど、すごくコンタクトしていますし、アジャストする率も高い。『なるほど』と思うことが多いです」。

〝生きる教材〟からエッセンスを吸収しながらハマの大砲は世界のひのき舞台で日々確かな成長を遂げている。