第5回WBC1次ラウンドB組の侍ジャパンは10日の宿敵・韓国戦に13―4と圧勝した。思わぬ大差だが、MLBが注目したのは内容や結果ではなく試合前の大谷翔平投手(28=エンゼルス)のフリー打撃だった。

 22スイング中、6連発を含めて10本が柵越え。打球が着弾するたびに大歓声が上がった。MLB公式ツイッターが右中間席上部のWBCの看板を直撃した映像とともに「このボールの着弾した場所を見て!」と投稿すると一気に拡散した。
 同サイトでアナリストを務めるサラ・ラングス氏は「我々は大谷翔平を見られて本当に幸運」とリツイート。

 東京ラウンドを取材中の同サイトのマイケル・クレア記者も記者席から自身のツイッターで「韓国チームが大谷翔平のフリー打撃を見るためにウオームアップを停止した。これは普通のホームランバッターに対しては起こることではない」と驚いた。

 今回のWBCの主役の一人である大谷が母国での試合前のフリー打撃で“特大弾”を連発しているという背景もあるのだろうが、昨季62本塁打のア・リーグ記録を更新したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)のフリー打撃が速報されることはまずないだろう。

 Foxスポーツのアナリストで大谷の熱狂的なファンとして知られるベン・バーランダー氏も自身のツイッターで「大谷翔平は(米国で)フィールドでフリー打撃を行うことは少ない。でもフリー打撃する時は、東京ドームのスコアボードに当てるようなクールなことをやってしまうんだ」と興奮をあらわにしている。

 今度は1次ラウンドでのWBC初アーチに期待だ。