阪神は9日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に5―1で勝利しオープン戦での連敗は3でストップ。岡田監督が「ブルペンデー」と位置付けたこの日の一戦は、スターターを任されたドラフト5位左腕・富田蓮投手(21=三菱自動車岡崎)を含む計7人のリーリーフ投手たちが登板。最少失点のリレーでつなぎ、虎自慢の中継ぎ陣の層の厚さを見せつけた。
昨季は「7回の男」として勝ちパターン継投の一角に定着し、52試合登板で防御率1・14の好成績を残した高卒7年目右腕・浜地真澄投手は5番手として7回に登板。打者3人を空振り三振、二ゴロ、二ゴロの3者凡退に抑え「きょうは結果を求めていかないといけないと思っていたので。もう少し『こうすれば良くなる』というのもありますが、結果を残すことを最優先にやっていきたい」と登板後は表情を引き締めた。
WBCに参戦中の守護神・湯浅をはじめK・ケラー、岩崎、加治屋、岩貞、石井と今季も豊富な駒を揃える阪神ブルペン。昨季、申し分のない成績を残した浜地といえど、生き残りへ向け、油断することはできない。試合後の記者対応では「結果を残さねば」といった趣旨のコメントを何度もし、危機感を漂わせた。
「オフシーズンからずっと不安な気持ちというか『このままだと来年どうなるか分からない』と思っていた。阪神の投手陣はとてもいいので危機感、不安は常にある。おかげで『もっと上手くなりたい』という気持ちにもなれている」(浜地)
岡田監督は新チームの勝ちパターン継投をどう構成するか、まだ熟考中の段階。〝見極めの春〟で不本意な投球をすれば、自分の座っていたイスは代わりの誰かにすぐに奪われてしまう――。競争原理と緊張感が若虎たちを引き締める。












