前回大会でWBC日本代表の投手コーチを務めた権藤博氏(84)が3日、バンテリンドームで行われた侍ジャパン―中日の始球式を務めた。

 侍ジャパンのユニホームに袖を通した権藤氏は、マウンドからわずかにホームベース寄りの場所に登場すると、年齢を感じさせない力強いノーバウンド投球を披露。球速は54キロを計測し、捕手役の吉井理人投手コーチ(57)のミットにズバンと収まった。

 権藤氏は「今回、始球式のお話をいただき、早速練習したところ、ボールが指にかからず腹が立ちました(笑い)。そこから投げ込みをして、マウンドに臨みました」と振り返りながら、「我々の時は準決勝で米国に敗れ、悔しい思いをしました。その思いは今も継続しています。ぜひ雪辱してほしい。そんな願いを一投に込めました」と侍ジャパンの世界一奪還へ向けエールを送った。