松野博一官房長官は3日の会見で、1月に引退した車いすテニスの世界的選手・国枝慎吾氏(39)への国民栄誉賞授与が決まったことを発表した。岸田文雄首相が授与を検討するよう指示したことが2月3日、明らかになっていた。

 松野氏は岸田首相が表彰を決めたと説明。理由について「日々の努力と厳しい修練の積み重ねにより、長く車いすテニス界の第一人者として活躍され、テニス界最高峰の4大大会で史上最多の通算50勝(ダブルスを含む)、東京パラリンピックでの金メダルを含めた生涯ゴールデンスラムの達成などパラスポーツの社会的認知度の拡大、スポーツの発展に極めて顕著な貢献をし、広く国民に夢と希望を、社会に明るい希望や勇気を与えました」と説明した。

 国民栄誉賞授与は2018年、平昌五輪で2連覇を遂げたフィギュアスケート男子の羽生結弦以来。パラアスリートとしては国枝氏が初めてで、岸田内閣でも初となる。表彰式は17日、首相官邸で行われる。