ツインズの前田健太投手(34)は敵地で行われたレイズとのオープン戦に先発し、予定の2回を投げ2安打無失点、奪三振2、与四球1で、登板後は「走者を出しながらもしっかり抑えることができた」と振り返った。球数は初回が15球、2回が11球で計26球だった。
昨年9月末、ハリケーン・イアンが直撃したフロリダ半島南西部の沿岸部は今も復興の途中にある。ポート・シャーロットにあるレイズのキャンプ施設もそのひとつで、今年のオープン戦は、ここまで公式戦の本拠地トロピカーナ・フィールドをホームとしている。
思わぬ形で「メジャー」のマウンドに上がった前田は初回、一死から2番フランコを四球で歩かせ、無死一塁とするが、強打者の3番アロザレーナに対しチェンジアップで内角、スライダーで外角と持ち味のコントロールを発揮。「変化球で2ストライクと追い込んで、サインもストレートが出た。しっかりコースを狙いながら、うまく三振が取れた」と、最後は外角低めいっぱいのストレートで空振り三振を奪うと、4番レイリーを外角のスライダーで三邪飛に打ち取り、無失点に抑えた。
続く2回、前田は早いカウントから連打を浴び無死一、三塁のピンチを迎えるが、カルバーソンを1―2からチェンジアップで空振り三振、8番ロバートソンは1―0から内角のスライダーで遊ゴロ併殺に打ち取り無失点。「自分の狙い通りのアウトのとり方ができた」と振り返った。
公式戦と違って、球場内での球速表示はなかったが、前田は満面の笑みで「多分、101(マイル)くらい」と自身の理想を述べたが、ひと呼吸を入れて「90ちょっとぐらいですかね」と下方修正。だが、前回の登板に続き、今回もストレートで空振りを奪えたことは自信にしたいところだろう。
21年8月に受けたトミー・ジョン手術からの復活に向け、順調なプロセスを踏んでいる前田。今後は「少しずつイニング数だったり球数を増やしていきながら」オープン戦での登板を繰り返していく。












