ストロングスタイルで若鷹を育てていく。ソフトバンクの小久保裕紀二軍監督(51)が、二~四軍の流動性を高めて若手の競争を激化させる方針を打ち出している。

 ファーム組織を取りまとめる立場だ。チームには育成選手を含めて120人以上が所属しており、若手は定期的に補強が行われる一軍の巨大戦力の壁に挑むことになる。「選手に一番最初に話したのは、今年は二軍と言えども競争が生まれるということ。二軍も競争の中で結果を残した選手から順番に試合に出られる」ときっぱり。

 その上で「四軍ができたので二軍というラインを濃くしようかなと思っている。二軍でNPBのチームと戦うことを目標にする選手が増えてくると思う。逆に二軍から三軍に〝降格〟ということも出てくる。支配下であっても結果が出なければ三軍で出ておいでということになる」と続けた。

 育成選手にとっては二軍戦で結果を出すことが支配下への第一歩となる。たとえ四軍の試合に出場していた選手でも、アピールが実れば二軍戦への出場機会を与えていく。もちろん、そうなれば二軍が主戦場だった選手もうかうかしてはいられない。ファーム内で競争が生まれれば各自の成長につながる。

「技術が劣っているから二軍にいる。野球に対する考えや取り組み、姿勢は、最低でも一軍選手に勝っておかないと追い抜けない。脳に占めている野球の割合が9割以上ある生活を送らない限りは一軍の舞台に立てないと思う。そこに向けてのサポートはいくらでもしますけど、最後に脳の中を9割以上に持っていくのは本人ですからね」

〝小久保節〟で奮起を促した。今季も若手に寄り添いながら、温かくも厳しく指導していく。