全22団体55選手が集結した「オールスター・ジュニアフェスティバル(ASJF)」が、1日に東京・後楽園ホールで行われた。大会提唱者で新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(33)は、第1試合でサプライズ登場し躍動。大成功を収めたジュニアの祭典は米国開催を望む声も上がっており、ヒロムは唯一無二のライバルである〝あの男〟との再会を熱望した。

 ジュニア戦士が一堂に会した今大会で、ヒロムはトップバッターで登場。ノアのGHCジュニアヘビー級王者AMAKUSA、みちのくプロレスの東北ジュニアヘビー級王者フジタ〝Jr〟ハヤトと王者トリオを結成し、ドラゴンゲートのYAMATO、ノアのHAYATA、大日本プロレスの橋本和樹組と対戦した。K.I.D(変型ネックロック)で橋本を沈めたハヤトと将来的なシングルマッチを約束すると「関わってくれたすべての皆さん、大好きです。俺から言えるのは一つ、プロレス最高! そして…ジュニア最高!」と感無量の表情を浮かべた。

 オールスター戦はチケットが即完売するなど大きな話題を集め、盛況のうちに幕を閉じた。一夜限りの祭りに〝続き〟はあるのか――。次回開催については未定だが、この日の大会中にはロッキー・ロメロからメッセージVTRが届き「ヒロムさん、提案があります。ASJF2023を、米国で開催しましょう! 楽しみにしています」という呼びかけもあった。

 これを受けヒロムは「本当は海外の選手も呼びたかったけど、今回呼べなかったので。ロッキーさんがそう言ってくれるなら面白いですよね。もう米国に持っていく広がりができたんじゃないかなと」と目を輝かせた。もちろん実現のハードルは高いが、米国には永遠のライバルにして昨年世界最大団体・WWEと契約したドラゴン・リーもいる。

「WWEの選手でさえこの大会を面白いと思ってくれたらこっちのもんですよ。俺がドラゴン・リーと再会するなら、ここしかないんじゃないかと。もし実現したら、他団体含めて日本から誰が行くんだって争いも生まれますからね。それに俺は去年のAEWとの合同興行に(出場が決まりながら直前の発熱で)出られなかったので、ダービー・アリンともやりたいんですよ」と〝再会〟を見据えた。

 リーとは2020年2月大阪大会でのシングル戦を最後に接点がないが、同年1月には2人で獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手も務めた(当時はリュウ・リー)。

 ヒロムが「ライガーさんにあの時『ジュニアを任せてください』と宣言したことも頭にあって、今回のオールスターという動きにつながった。だからドラゴン・リーにも同じように盛り上げてもらいたいし、向こうで活躍した時は高橋ヒロムの話をいっぱいいっぱいしてねって感じです。そうしたら俺はそこに乗っかるんで」と語るように、2人はライバルであると同時に同志でもある。

 団体の垣根を越えた祭典は、国境の壁も越えるのか。この日の大会は、壮大な夢の序章に過ぎない。