〝侍ジャパンの韋駄天〟として期待される周東佑京外野手(27)が26日、所属するソフトバンクとの強化試合(サンマリン)で持ち味を発揮して大暴れした。
同点の9回、一死走者なしの場面で松本裕から左前打を放つと、初球からスタートを切って盗塁成功。捕手・谷川原の送球がそれる間に三塁へ進み、続く源田の右前打で決勝のホームを踏んだ。足で勝利を呼び込んだ。
ソフトバンクの打者では近藤も2試合で4打数4安打2四球と全打席出塁で持ち味を発揮。藤本監督の表情からは「ホークスが目立ってますね。いいことです」と思わず笑みもこぼれた。
特に周東に関しては「同点の最終回にヒットを打って、初球に走れるというね。あれは素晴らしいですよね」と大絶賛。シーズンに向けても「同点の場面や、1点ビハインドの時に勝負をかけられるのは大きいと思う」と口にした。
チームのレギュラー獲りを目指す周東の動向に関し、指揮官は常に気にかけてきた。かつて打撃コーチだった2013年。WBCメンバーに選ばれた本多(現二軍内野守備走塁コーチ)が、代表期間を通じての打席数が少なく、3、4月の打率が1割台に低迷するなど苦しんだ。
周東も足のスペシャリストとしての起用がメインとなるだけに、昨年末の時点から「そこが一番心配なところ」と繰り返し口にしていた。メジャー組の鈴木、吉田、ヌートバーがまだ合流してないこともあり、この2戦では多くの打席に立ち、その上で6打数2安打。本戦が始まれば起用は限定的になる可能性は高いが、まずはホッとひと安心というところだろう。
僅差のゲームになればなるほど、その驚異的な足がチームにとって大きな力となる。かけがえのない大きな経験を積んでのレギュラー奪取に指揮官も期待している。












