武藤敬司引退興行(21日、東京ドーム)で、金剛との対抗戦に臨んだ全日本プロレス勢が完敗を喫した。

 ユニットの枠を超え宮原健斗、諏訪魔、青柳優馬の団体3トップで拳王、中嶋勝彦、征矢学との対抗戦に臨んだ全日本。先発した宮原は同じ健介オフィス出身の中嶋と共に先発し、いきなり対抗戦らしい緊張感のある攻防を展開した。その後も2人は場外乱闘でももみあうなど激しくやり合い会場を沸かせる。

 中盤には、6人の中で最も武藤敬司と縁遠い青柳が、ドラゴンスクリューから掟破りのプロレスLOVEポーズを決めて大ブーイングを浴びる。かと思えば中嶋が宮原に側転エルボーからのフェースクラッシャーと武藤の得意ムーブで観客をどよめかせた。

 終盤には青柳が拳王との一騎打ちになる。すると徐々に押し込まれ、最後はP.F.S(ダイビングフットスタンプ)で3カウントを奪われた。世界タッグ王座も保持する青柳は失態に「おい、拳王。貴様、いつか青柳優馬がお前に勝つ存在になる」と床に倒れ込みながらコメント。最後には諏訪魔から「うるせえ! てめえのせいで負けたじゃねえか!」と蹴散らされてしまう。

 その後、拳王が「世界タッグ王者から取ったよな。これがどういう意味か分かるよな」と征矢とのコンビでの王座挑戦を表明。ノア・3月19日の横浜武道館大会でGHCタッグ王座挑戦も控えるだけに、征矢は「GHC、世界タッグ、両方とって王座を統一してやる!」と吠えた。

 一方で〝不仲説〟がささやかれる中嶋との再会を終えた宮原は「今日はほんのごあいさつ程度だろ。俺はお前の性格はよく知ってるんだ。心の底で俺の存在が悔しいはずだ!」と指摘。「健斗。久々の会話を楽しみにしていたけど、まだ俺たちには必要なかったな」と話すのみだった中嶋について「スカした態度をしていてもテメーの目はメラメラ燃えていたよ」とぶちまけた。

 さらに宮原は同じく健介オフィス出身で試合を放送席から見ていたマサ北宮に「お前が語ることなんかないだろ! 顔じゃねえんだ。北宮光洋。大体お前、今日はあいさつがなかったな。俺の古巣はあいさつに厳しいんだ」とブチギレ。自身の誕生日である27日に行われる新木場1stRING大会を指定して「あいさつに来い!」と要求した。