ソフトバンクの城島健司球団会長付球団特別アドバイザー(46)が、WBCに出場する甲斐拓也捕手(30)に愛情たっぷりのエールを送った。
まずは「さっき会ったので『負けたら甲斐のせいやぞ』と言っておきました」とジョークから切り出し。「そのつもりでやるでしょうけど、実際はメジャーリーガーが背負ってくれる。振り返ってみた時に確実に彼の財産になる。ホークスの財産にもなるのも間違いない。十分苦しんで、悩んで戦い抜いてほしい」と温かい目を向けた。
第2回WBCの正捕手として侍ジャパンを世界一に導いた経験を持つ。メンタルの強いイメージの城島氏でさえ、捕手という特殊なポジションで日の丸を背負う重圧は相当なものだったという。今キャンプも甲斐に現在の心境を聞き自身の経験を伝えてきた。「話すことで緊張がほぐれたり『城島さんも逃げ出したい思いがあったんだ』と新聞や僕から直接聞いたりすることで、腹をくくれるきっかけになれたら」との思いもあった。
城島氏はWBCの5年前にアテネ五輪も出場している。もともとはアマチュアの大会だった五輪野球にオールプロで臨んだことで物議をかもした。WBCは強豪同士の一発勝負でもある一方で「あの重圧、変な感じはWBCよりもあった」とも振り返っている。甲斐も勝ちが義務付けられた直近2021年の東京五輪で金メダルを獲得している。その経験は間違いなく生きると見ている。
「拓の強みは五輪に出たことです。五輪とWBCは違う大会ですが、国を代表して日の丸を背負って戦うのは同じ。何ならほかのチームメートにも拓の存在が大きく感じるような捕手じゃないか。日本の安心感につながるぐらいの経験をしている捕手なので。それは日本の大きな武器だと思う。と、拓に言っておいてください。何かもらえるかもしれないので」
こう最後もジョーク交じりに締めくくった城島氏。「近づいてきて彼の表情からも話す内容からも腹をくくった感じがしました」。愛弟子・甲斐の大舞台での活躍を応援している。










