勝負の舞台が決まった――。日本陸連は9日、都内で会見を行い、2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=10月15日、国立競技場発着)のコースを発表。強化委員会の高岡寿成シニアディレクターは「強い選手を派遣するためにもタフなコースで勝負を重視したレースになる」と展望を語った。
東京五輪の代表選考会だった19年MGCは折り返し地点が2か所だったが、今回は6か所に増加。最初の5キロは下り基調で、8・5キロ付近から32キロ手前までが周回コース。最後の5キロは上り基調となっている。ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏は「折り返しは1回ギアを落としてから上げる必要があるので、難しい。私はやったことがないけど、折り返しの練習をした方がいい」とアドバイスを送った。
〝トラックの女王〟で五輪4大会出場の福士加代子氏も「私はあんまり折り返しとか好きじゃない。折り返しが多いのはちょっと大変」と話すように、選手たちにとっては厳しい設定となった。だが、デメリットばかりではなく「お互いの表情が見える。追う時も、こいつ落ちたなとか、追いつきそうだなとか、鮮明に見えてしまうことはあると思う」と指摘した。
コースを攻略した選手が、より夢切符に近づく公算が高い。ゴールで笑うのは果たして誰だ。












