〝悪魔仮面〟ことケンドー・カシンが〝シン邪道軍〟の旗揚げを宣言した。

 カシンは4日の全日本プロレス・八王子大会でNOSAWA論外と保持するアジアタッグ王座のV1戦に臨んだ。大仁田厚、ヨシタツを相手に同王座初の電流爆破マッチで行われた王座戦は、もちろん大混戦となる。最後はカシンと大仁田が爆破バットを手に互いのパートナーを挟んでにらみ合う形になり、両者イチかバチかでフルスイング。しかし爆破でカシンは吹っ飛ばされ、その隙に論外が大仁田に3カウントを許し王座を失った。

 すると試合後は大仁田が、21日のノア・東京ドーム大会での引退を控える論外の腕を掲げた。そこへカシンが駆け寄って3人で抱き合う奇妙な光景が繰り広げられ、大仁田から「ケンドー・カシン、そしてNOSAWA論外にありがとうと言いたい!」と感謝の言葉が贈られた。

 試合後「すいません、取られちゃった」と頭を下げる論外をカシンは「もう1回だ、もう1回」と慰める。錯乱気味の論外から「じゃあ、東京ドーム終わった後に…」との言葉が出ると、カシンは「ノアでもう1回やろう」と応じた。

 その後、取材に応じたカシンは開口一番「シン邪道軍の結成じゃ! イエーイ!」と奇妙なことを言い始める。そして「3人で抱き合った時、俺とNOSAWAは気づいたら(大仁田のことを)『大将!』って呼んでいたんですよ。初めてです、はい。今までは名前で呼んでましたから」と明かす。

 カシンによると、まるでその軍門に下るかのような言葉に、大仁田の目には涙が浮かんでいたという。いろいろ突っ込みポイントはあるのだが、せっかく盛り上がっているしやぼなことは言うまい。

 さらにカシンは「大体今日、大将のセコンドにパンダのヤロー(パンディータ)が就いていやがった」と憤慨。言われてみれば試合中、展開そっちのけで大仁田のセコンドに就いたパンディータを殴ったり蹴ったりテーブルの破片でぶっ叩いたりしていたが「あのヤロー、一度テングになって大将を裏切ったくせに、仕事がなくなったら大将にすり寄って仕事をもらおうとしやがって。許せない。シン邪道軍の最初の標的はあのヤローだ。今日もぶん殴ろうとしたら逃げやがった」と声を荒らげた。

 2016年7月、新木場1stRINGのワンマッチ興行で戦った因縁の相手だが、またもや新たな火種となるのか。

 何はともあれ、なんだか面倒なことになりそうなシン邪道軍。また何かあるようならば、それなりに見守っていきたい。