全日本プロレス4日の八王子大会で、日本最古のタイトルであるアジアタッグ王座が〝邪道〟大仁田厚(65)に渡る一大事となった。
大仁田はこの日、ヨシタツと組んでケンドー・カシン、NOSAWA論外組のベルトに挑戦。戦前のすったもんだの末に大仁田は無法要求を全日本に承諾させ、電流爆破バットを使用した「トルネードバンクハウス電流爆破デスマッチ」で行われた。
同王座戦が電流爆破戦で行われるのは、もちろん史上初。混戦必至の試合はゴング前から王者組が仕掛けていきなり場外乱闘となり、大混乱で戦いの火ぶたが切って落とされた。最初の爆破はカシンが仕掛ける。テーブルにセットしたヨシタツにバットを降り落としたが、寸前でかわされバットとテーブルがぶつかり、火花と爆音が響いた。
あまりの衝撃に会場がザワつき、ちびっ子ファンが泣きだす中、大仁田が論外を捕獲し、テーブルクラッシュ式のパイルドライバーやパイプイス攻撃で追い込む。しかし、論外から反撃を受け、一瞬のスキをつかれて爆破バットのエジキとなった。続いてギターで頭を打ち抜かれるなどピンチが続く。
さらにカシンに羽交い絞めにされて絶体絶命となったが、竹刀を振り下ろさんとする論外に毒霧を噴射して形勢逆転。その後、テーブルの破片で王者組をめった打ちにするなどした大仁田が徐々にペースをつかむ。
最後はヨシタツと論外を挟んで大仁田とカシンがバットを手ににらみ合う。この形になればもはや両者はパートナーを犠牲にバットを振りぬくしかなくない。二人が同時にフルスイングするとその衝撃でカシンが吹っ飛ばされ、残った大仁田が論外をフォールして3カウントを奪った。
試合後、大仁田は21日のノア・東京ドーム大会で引退する論外の手を掲げる。するとそこにカシンも加わり、なぜか3人で抱き合った。マイクを持った邪道は「俺は、全日本を潰したくないんじゃ! 永遠に残したい。全日本は、俺が死ぬまで、絶対に潰さん!」とリングの中心で王道への愛を叫ぶ。
さらにコメントスペースでは「幅広く挑戦者を募集します。新日本プロレス、全日本プロレス、ノア、インディでも海外からでもいい。このアジアタッグのベルトの価値を俺たちで高めていきます」とブチ上げると「俺たちは電流爆破でしか防衛戦をしない!」とまたも厄介なことを言い出した。
邪道に渡った最古のベルトは一体どうなるのか…。











