まさかの展開だ。全日本プロレスの主要王座を管轄するPWFのドリー・ファンク・ジュニア会長(81)が31日、王道マットへの凶器持ち込みを認めた。

 2月4日の東京・エスフォルタアリーナ八王子大会で行われるアジアタッグ選手権では、王者のNOSAWA論外、ケンドー・カシン組に邪道・大仁田厚、ヨシタツ組が挑戦する。既にこの試合は「トルネードバンクハウス電流爆破デスマッチ」形式で行われることが決まっているだけでなく、前日に大仁田がラダー、ドラム缶、ギター、テーブル、有刺鉄線電流爆破バット3本を持参すると予告してきた。

 全日本では対応を協議した結果、PWF本部に報告。6年前、大仁田からの同様の要求を毅然とした態度で却下したドリー会長の裁定にゆだねたのだ。

 ところがドリー会長は「大仁田さんは以前からハードコアをやりたいと言っているのはわかっている。私もよく考えてみたのだが、大仁田さんは我々ザ・ファンクスの生徒であり、ミスター馬場(ジャイアント馬場)をリスペクトしているのを感じる。大仁田さんの生きざまを見せ、いいものを出せると思う」と回答。あっさり凶器持ち込みを許可してしまった。

 若手時代の大仁田が米国へ遠征した際、世話をしたのがテリー&ドリーのザ・ファンクスだった。ドリー会長は今でも気にかけている様子で「みんなオールジャパンチルドレン。大仁田さん、アジアタッグを目指して頑張ってください。もちろんNOSAWAさんも頑張って」とエールまで送った。

 ドリー会長のお墨付きをもらった大仁田は、大量の凶器を持ち込むことが確実。2023年最初のビッグマッチが揺れに揺れている。