【アスカ(ロウ)】 WWEでは日本人女子選手のパイオニアであり“女帝”の異名で、その地位を不動のものとしたのがアスカだ。
日本で2004年にデビュー。約11年間、数多くの団体で戦い続けてトップ選手の地位を築き上げた後、15年9月にWWEと契約。アスカとリングネームを改め、NXTに所属して10月にデビュー。当時から扱いは破格で「明日の女帝」「NXT最大の大物」との称号を受けた。
16年4月には無敗のまま、アスカロックでベイリーから史上最短で日本人初のNXT女子王座を獲得。わずか半年でトップに立った。その後もアスカロックを武器に強豪を退け続け、17年5月には“怪物”ゴールドバーグのデビュー以来無敗の173連勝を更新する174連勝を記録。8月に返上するまで王座在位記録は史上最高の510日に達した。
9月にロウに昇格しても勢いは止まらず、18年の1月「ロイヤル・ランブル(RR)」女子RR戦で優勝。4月「レッスルマニア34」ではシャーロット・フレアーのスマックダウン(SD)女子王座に挑むも惜敗。デビュー以来の連勝は267でストップしたが、12月「TLC」ではシャーロットとベッキー・リンチのSD女子王座に3WAY形式で挑戦。ロンダ・ラウジーの乱入もあってSD女子王座を獲得し、ブル中野(当時はWWF)以来のメジャー王座を手中にした。この時期、WWE女子はアスカを中心に回っていた。
19年5月にはカイリ・セイン(現KAIRI)とカブキ・ウォリアーズを結成し、10月にアレクサ・ブリス、ニッキー・クロス組からWWE女子タッグ王座を獲得。20年5月「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」女子MITB戦で勝利。王座挑戦権利を得たが、5月にベッキーが妊娠したため、トップコンテンダーであるアスカにベルトを譲渡。ロウ女子王座も獲得して女子王座グランドスラムを達成した。MITBとRR戦を加えると史上初の「スーパーグランドスラム」の金字塔を打ち立てた。
その後はサーシャ・バンクス(現メルセデス・モネ)との抗争に突入し、現在は後輩のイヨ・スカイが属する「ダメージCTRL」と激しい抗争を繰り広げる。現在は無冠だが、デビューから18年間、トップランナーとして疾走してきた“女帝”は復権の日を狙う。
(おわり)












