第95回記念選抜高校野球大会(3月18日から14日間=甲子園球場)の選考委員会が27日に大阪市内で行われ、一般枠33校、21世紀枠3校の計36校が出そろった。昨年は東海地区で地区大会準Vの聖隷クリストファー(静岡)が落選して4強の大垣日大(岐阜)が選出され、十分の説明もなかったことで世間の大きな批判を浴びただけに、従来よりも理由が付け加えられた。

 注目された関東・東京(7枠)は、関東から山梨学院、専大松戸(千葉)、健大高崎(群馬)、慶応(神奈川)、作新学院(栃木)の5校。横浜(神奈川)は投手力がありながらも打力が課題とされ、選出から外れた。選考委員は「横浜はエースの杉山くんが力投したが、打線が奮わなかった。1年生が多いので、今後の成長に期待します。総合力で作新学院を推す声が強く、関東の5番目にしました」と説明した。

 東京からは東海大菅生が選出。暴力事案で監督交代の不祥事もあったが、秋の東京大会を制した守備力が評価された。関東・東京合わせての残り1枠は、東京大会準Vの二松学舎大付とベスト4の日大三、横浜の3校で比較検討され、総合力で上回った二松学舎大付が7枠目に決まった。

 激戦区の近畿(7枠)は神宮大会を制した大阪桐蔭、報徳学園(兵庫)、智弁和歌山、龍谷大平安(京都)、履正社(大阪)、彦根総合(滋賀)、社(兵庫)が選出され、近畿大会8強から高田商(奈良)だけが落選。「社は奈良1位の天理を下した。選球眼がよく走塁も積極的」としたが、地域性は反映されない形となった。

 また、中国・四国(6枠)は中国から広陵(広島)と光(山口)、四国から英明(香川)、高松商(香川)、高知が選出され、中国・四国から選ぶ6枠目はともに地区大会4強の鳥取城北と鳴門(徳島)の比較になったが「広陵と好勝負を繰り広げた。攻撃、守備力ともに高い。新庄くんは制球力ある」との理由で鳥取城北に軍配が上がった。