日本代表の〝至宝〟MF久保建英(21)が、スペイン1部レアル・ソシエダードでブレークできた理由とは――。久保は14日(日本時間15日)のビルバオ戦で今季3ゴール目をマークするなど3―1の快勝に貢献。昨オフに加入して水を得た魚のように活躍を続ける要因として、恩師は久保とクラブの〝相性〟の良さを挙げた。
久保は1―0の前半37分に、相手DFを股抜きでかわして左足で鮮烈ゴール。昨年10月2日のジローナ戦以来となる今季3点目を奪った。後半15分にはPKも獲得して3点目につなげ、2得点に絡む大活躍を見せ、試合の最優秀選手に選ばれた。
マジョルカでプレーした昨季、同シーズン内でビリャレアルからヘタフェへ異例の移籍をした一昨季は低調だったが、強豪のRソシエダードで突如の〝大変身〟。U―20日本代表監督時代に久保を飛び級で抜てきした日本サッカー協会の内山篤技術委員(63)はカタールW杯前、今回の移籍が追い風になると指摘していた。
内山氏は「やっぱりボールを握れるチームだよね。攻撃の時間が長ければ長いほど、タケにも(ボールを預ける時間を)割ける。マジョルカなどでは、どうやっても7対3で向こうが主導権を握るので守備の時間が長くなる。今まで守備ができないという指摘もあったが、今度は攻撃の競争になる。だから競争の性質が違う」。攻撃的な戦術にフィットしたというわけだ。
さらにRソシエダードというチームの〝特色〟も見逃せない。「長い伝統の中で培われたチームのスタイル。バスク(地方)のチームということで、特にソシエダードはボールを握って大事にする。そして(球際の攻防などで)激しさもある。以前は(所属選手が)バスク人だけだったと思うが、あそこはそういう中で外国籍選手も入れる柔軟性も持っている」
そうした点を踏まえて「今までのチームの背景とは違うと感じる。だからやるんじゃないかな。大化けというのは、彼自身に加えてチームの背景も(関係が)あると思うから」と、さらなる飛躍にも太鼓判を押した。至宝がいよいよ本格的に覚醒していきそうだ。











