【取材の裏側 現場ノート】アルゼンチンの36年ぶり3度目の優勝で幕を閉じたカタールW杯で日本は目標とするベスト8以上の達成はならなかったものの、1次リーグでドイツ、スペインに逆転勝ちするなど、日本中に歓喜をもたらした。

 ただ個々の選手にスポットを当てると、2ゴールのMF堂安律(フライブルク)〝1ミリアシスト〟のMF三笘薫(ブライトン)が目立った一方で、大きな期待を集めたMF久保建英(レアル・ソシエダード)は、決勝トーナメント1回戦クロアチア戦を体調不良で欠場するなど不本意な結果に終わった。本人は「W杯で本当に不完全燃焼だったことで、次の五輪でチャンスがあるなら」と2024年パリ五輪での〝リベンジ〟を誓った。

 そこで個人的に気になるのが久保が、26年W杯でどんな番号を背負う選手になっているかだ。本人は、2017年のU―17W杯前の静岡合宿で「小さいときから7と10が好きだった。所属したチームで7と10がなくて、70にしたことがあるくらい」と語ったことがあるが、カタールW杯は「11」だった。主力だった昨夏の東京五輪では「7」でプレー。まだお気に入りが回ってきたことはないA代表で、その権利を得るには、今後4年間で、どこまで飛躍できるかにかかっているだろう。 

 エースナンバーの「10」は中村俊輔氏や香川真司らが担ってきた。「7」は中田英寿氏や遠藤保仁が象徴的だ。代表主力なら代名詞となる番号がある。久保も早くその立場になってほしい。(サッカー担当・森下久)