ノア1日の日本武道館大会で登場した「X」は、何と石川県知事の馳浩(61)だった。

 この日の大会で行われた8人タッグ戦では、藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外のパートナーが「X」として伏せられていた。3人とともに入場した頭巾をかぶったバカサバイバーらしき人物が「X」かと思われたが、その直後に馳が登場。2021年1月後楽園大会以来、2年ぶりにノアマットに現れた。

 杉浦軍は「金剛」の船木誠勝、中嶋勝彦、征矢学、大原はじめ組と対戦。馳が大原を捕獲すると、代名詞のジャイアントスイングで20回転して会場を沸かせた。

 さらに馳は中嶋、船木の強烈なミドルキックを乱射しても仁王立ち。もはや61歳の現役県知事とは思えない…。最後は大原をノーザンライトスープレックスで沈めて勝利を収めてみせた。

大原はじめにジャイアントスイングを見舞う馳浩
大原はじめにジャイアントスイングを見舞う馳浩

 コメントスペースに現れた馳は「試合はまだか?」とまだまだ暴れたりない様子。報道陣からブランクを一切感じさせないコンディションについて尋ねられると「プロなんだから当たり前だろ。そんなつまんないこと聞くな。何年間プロレス記者をやってるんだ」とバッサリ。質問が途絶えると「はい、終了。どいつもこいつもしょっぱい記者ばっかりだ」と一喝しながら控室へ消えた。