岸田文雄首相(65)は27日、〝政治とカネ〟の問題で更迭した秋葉賢也前復興相の後任に、渡辺博道氏をあてる人事を行った。
岸田政権の閣僚交代は、山際大志郎前経済再生担当相、葉梨康弘前法相、寺田前総務相に続いて2か月で4人目となる〝辞任ドミノ〟となった。
岸田首相はこの日、官邸で「秋葉復興相から通常国会における予算や多くの重要法案の審議に影響のないよう、先週、復興予算がまとまり、本日の復興推進会議を終えたことを区切りに辞任したいとの申し出があり、認めることとした」と話した上で「任命責任については重く受け止めています」とした。
秋葉氏の後任を務める渡辺氏は衆議院千葉6区選出の当選8回の大ベテラン。第4次安倍改造内閣で復興相として初入閣し、原発事故の風評被害の払拭などに取り組んだ。
「渡辺氏は秋葉氏と同じ〝茂木派〟に所属しています。党内では『無難な人事』と評価がある一方で、『総理は茂木派、麻生派の所属の議員にしか目が行かないのか。新鮮さをアピールできる女性議員をあててほしかった』と批判の声も出ていました」(永田町関係者)
新鮮さに欠けた今回の交代劇となったが、年明けの通常国会に向けて岸田政権への不安がこれで払拭されたわけではないという。
「岡田直樹行革相、井野俊郎防衛副大臣も政治資金や公職選挙法に抵触する問題で先の臨時国会で野党側からの追求を受けました。自民党支持者たちが、本格的な人材の登用を求めているが、岸田首相の耳には届いていないようだ」と自民党議員は肩を落とした。
岸田政権の苦境は来年も続くのか。











