MF久保建英(21=レアル・ソシエダード)が6日の会見で2024年パリ五輪へ意欲を示した。本紙担当記者が久保の異例宣言の裏側に迫った。

 クロアチア戦での敗退から一夜明けたこの日に行われた代表チームの総括会見。敗戦のショックから一睡もできなかった日本代表担当記者の渡辺は重い足取りで練習場へ向かったが、イレブンの口々から4年後へ向けた熱い気持ちを聞き、一気に目が覚めた。

 特に強い決意を口にしたのが久保だ。今大会は新エース候補として大きな期待を背負ったが、結果を残せなかった。しかも大一番のクロアチア戦は体調不良で無念の欠場。この日もかすれ声で「体調は良くない。本当に(熱が)高かったので…。ドクターストップというか。僕は解熱剤を飲めばいいと言ったけど、だめなくらい高かった」。高熱で宿舎のテレビで終戦を見届けるしかなかった。

 そんな悔しさを晴らすべく「パリ五輪に僕は出られるのでチャンスがあれば出たい。W杯で本当に不完全燃焼だったので。その頃には(出場を)断られるようなビッグクラブにいなきゃいけないというのはあった」と心変わりを明かした。その上で「(次のW杯まで)4年はちょっと長すぎる。日本を代表して戦える国際舞台が直近である。いいかげん、代表で何か勝ち取りたい」と宣言した。

 至宝の覚悟を聞いた渡辺は「真のエースになってほしいな」とポツリ。パリで金メダルを獲得して2026年W杯で躍動する久保の姿を思わず想像していた。