WWEのスマックダウン(SD)ワールドカップ(W杯)は、〝日本育ち〟のリコシェ(34)が優勝を飾った。

 インターコンチネンタル(IC)王座挑戦権がかかったSD・W杯決勝戦。米国代表のリコシェは、トーナメント1回戦でムスタファ・アリ(パキスタン)、準決勝でブラウン・ストローマン(米国)を破って決勝に駒を進めた。決勝の相手は、中邑真輔(日本)、ブッチ(英国)を下して勝ち上がってきたサントス・エスコバー(メキシコ)だ。

 リコシェはミサイルキック、トペスイシーダを繰り出して攻勢。介入を狙うエスコバーのセコンド陣が退場処分になったことでさらにペースが上がり、スープレックス2連打からスプリングボードムーンサルトを叩き込んだ。エスコバーも反撃して熱戦を展開。最後は雪崩式の逆フランケンシュタイナー、ヒザ蹴り、ソバット連打の怒とうの攻撃から、コーナー上段に上がり必殺の630°スプラッシュを叩き込んで3カウントを奪った。

 歓喜のリコシェは、W杯優勝トロフィーを掲げて雄たけびを上げた。そこへ、見た目は地味だがすさまじい強さを誇るIC王者グンターが登場。リコシェはオーストリア出身の欧州最強男と対峙し、2週間後のSDで王者グンターVSリコシェのIC王座戦が行われることが決まった。

 リコシェはWWE入団前に、日本のドラゴンゲート、新日本プロレスで活躍。ドラゲーでは最高峰のドリーム王座やタッグのツインゲート王座、新日本でもIWGPジュニアタッグ王座やNEVER無差別級6人タッグ王座、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」優勝など数々のタイトルを獲得し実績を残した。

 いわば〝日本育ち〟のハイフライヤーだが、2018年のWWE入り後もIC王座やUS王座を手にして存在感を示してきた。強烈なインパクトを発揮するグンターを相手に、IC王座奪取となればさらなるランクアップは間違いない。