ソフトバンク宮崎秋季キャンプが3日から始まり、意外な〝来客〟があった。米独立リーグで今季2冠に輝いたコートニー・ホーキンス外野手(28)が約1週間の日程で「テスト生」として参加。スキンヘッドにもじゃもじゃのヒゲを蓄えた大柄な外国人が、火の出るような打球を連発した。今季は米独立「アトランティックリーグ」のレキシントン・レジェンズで127試合、48本塁打、125打点をマーク。ジャパニーズドリームをつかむべく鷹に売り込みにやってきた。

 広角に柵越えを披露し、場外弾も放つなど〝つかみはOK〟だった。藤本監督は「タイミングの取り方とか日本向き。大砲候補。ハイボールヒッターで、ワンバンのフォークを見逃せる。すごく打撃に関して研究心を持っているタイプ。これは案外おもしろい」。さらに「足もあの体(身長190センチ、体重111キロ)の割には遅くないらしいし、外野も守れる。これがピースにはまってくれたら」と、来季の起用法を巡らせるほどの好感触だった。

 ホーキンスは2012年の全米ドラフト1巡目(全体13位)でホワイトソックスに指名され入団。身体能力の高い中堅手として有望なプロスペクトだった。メジャー経験はなく、マイナー通算104発。補強ポイントでもある「右の長距離砲」の適性を見極めるべく、今回の入団テストに至った。

 今季のNPB所属の外国人選手は、特にパ・リーグ勢が軒並み不発に終わった。球団内でもシーズン中盤まで存在感を欠いたデスパイネが「結局一番打っていた」と評価されたほど。コロナ禍以降、国際スカウトは渡米して継続視察する機会を奪われた。さらに米マイナーの選手構成もコロナ余波で人員整理が進み、経験値の高いNPB向きの選手が激減。米独立リーグに人材が流れている背景がある。今季、巨人で来日1年目ながら23本塁打をマークしたウォーカーは同じ米独立リーグ出身。現場首脳陣、フロント総出で新戦力候補の力量を測るメリットは球団にとっても大きかった。

 ソフトバンクの新外国人野手の獲得は難航している状況。ホーキンスの合否結果に注目が集まる。