巨人の不動の三塁手である岡本和真内野手(26)が3年ぶりとなる一塁守備に取り組んだ。

 29日、岡本和は川崎市内のジャイアンツ球場で秋季練習に参加。新品のファーストミットをつけてキャッチボールを行うと、一塁でノックを受けた。

 岡本和は11月に強化試合を行う侍ジャパンに選出。昨季ゴールデン・グラブを獲得した三塁が本業だが、三冠王のヤクルト・村上とポジションが被る。岡本和は「準備だけはしてやりたいなと思います」と柔軟に対応していくつもりだ。

 主砲は2019年には三塁、一塁、左翼でプレーしており不安はない。それでも「景色が(三塁と)180度違うので。あの景色というのが久々だったし。まあ練習ですけどね。ファーストはいろんな球とかカバーしないといけないし、その辺が久々だったので難しいかな」と徐々に慣れていくつもりだ。

 岡本和は「(ミットは)一昨日届いた。まだ(皮が)硬いので、軟らかくしないといけないじゃないですか。今、使っておかないと。(侍に)いってパーンと弾いたらヤバい」と茶目っ気たっぷりに笑った。来年3月のWBCメンバー入りへ守備でのユーティリティーぶりをアピールする。