作品に罪はないというが――。

「ウマ娘プリティーダービー」「アイドルマスターシンデレラガールズ」などの人気ゲームに楽曲提供している作曲家田中秀和容疑者(35)が、面識のない10代女性にわいせつな行為をしようとしたとして、警視庁碑文谷署に強制わいせつ未遂の疑いで25日までに逮捕され、波紋を呼んでいる。

 逮捕容疑は8月20日午後10時半ごろ、東京・目黒区内の駅近くの駐輪場で女性にみだらな声をかけ、無理やり手を引っ張って暗がりに連れ込み、わいせつな行為をしようとした疑い。田中容疑者は取り調べに「好みのタイプと思い、後をつけた」などと供述している。

 田中容疑者は人気ゲームやアニメ、アーティストらに楽曲を提供。ファンからは驚きとともに、楽曲が配信停止されるなど〝お蔵入り〟を心配する声も噴出した。

「ウマ娘」「アイマス」などのゲームを手掛けるCygames社の広報は楽曲などの対応について「個別での回答は控えさせていただいております」とコメント。

「ウマ娘」は実在する競走馬を少女化しており、馬主への配慮などで2次創作などイメージを損なうことは厳しく制限されているが、田中容疑者が手掛けた楽曲は一部にとどまるため、影響は限定的だろう。

 ただ、「アイマス」や「アイカツ!」などいった作品への影響は計り知れない。「アイマス」は10代の女性アイドルキャラがメインで、「アイカツ!」は女児向けのコンテンツ。ともに〝未成年の女の子の成長〟がテーマだ。

「そうした作品の楽曲に携わる者からすれば、未成年女子への卑劣な行為は一番のタブーであり、最も気をつけるべきことです。それは関係者を含めて共通認識だけに、業界では『どうして?』とショックが広がっている」(ゲーム業界関係者)

 未成年スキャンダルの作家の楽曲がそのまま使用されるかは不透明になった。現在進行形の人気シリーズでもあるだけに、当分は混乱が続く。