ノルディックスキー・複合男子で北京五輪ラージヒル(LH)銅メダルの渡部暁斗(34=北野建設)が、環境問題に目を向けながら現役生活を継続している。
今年2月の五輪は団体銅メダルを含めて3大会連続でメダルを獲得。シーズンオフは競技から離れて多くの時間を過ごしたが、今月1日に自身のSNSに「CO2排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)での競技活動」を目指すと投稿。W杯、世界選手権で使用するヘルメット、キャップ、帽子のヘッドギアに掲出する広告枠を〝エコパートナー〟に販売するというものだ。
広告料は全額、地元長野の森林再生に活用する。25日に都内で行われた2022―23年シーズン開幕前の会見では「(CO2排出量を)少しでも軽減させて地球温暖化に対してアクションを起こしていきたい」と改めて思いを語った。
すでに複数の問い合わせが来ているようで「単なるスポンサーだけでなく環境に配慮した製品を作っていたり、自社で何か取り組みをしている(企業と)一緒に活動したい」と今後のプランを明かす。その一方で〝本業〟の目標は「まずは(W杯)優勝。表彰台の回数で勢いをつけたり、自分の手応えを目にすることも大事だけど、その先の優勝を見ていきたい。そのほうが注目されると思うし、そのために目指していく結果は今までと変えない。ちょっと悪くてもいいという思いで臨みたくない」と言いきった。
シーズン前の〝空白の期間〟で競技との向き合い方を一度リセットした。「完全に別の人物というか新しい渡部暁斗として、W杯や世界選手権に対して違う臨み方で頂上を目指していく」。シン・渡部暁斗から目が離せない。












